Wrap / PPF / Coating

カーラッピング・PPF・
コーティングの違い

どれも車の見た目や塗装に関わるものですが、目的がまったく違います。色を変えたいのか、塗装を守りたいのか、つやを出したいのか。目的に合ったものを選ぶためのポイントをまとめました。

更新日 2026年9月26日

それぞれの役割(ひとことで)

カーラッピング ラッピングフィルム(色つき) 塗装 車体 → 色を変える PPF 厚い透明フィルム 飛び石 塗装 車体 → 塗装を守る コーティング ごく薄い膜 塗装 車体 → つや・撥水
断面のイメージ図です。それぞれ塗装の上に重ねる層の違いを表しています(厚さは実際の比率ではありません)。
CAR WRAPPING

カーラッピング

フィルムを貼って、車の色やデザインを変えるもの。

→ 見た目を変えたい人に
PPF

プロテクションフィルム(PPF)

厚みのある透明なフィルムで、飛び石や擦り傷から塗装を守るもの。

→ 塗装を守りたい人に
COATING

カーコーティング

塗装の表面に膜を作り、つや・撥水・汚れにくさを出すもの。

→ きれいを保ちたい人に

比較表

項目カーラッピングPPF(プロテクションフィルム)カーコーティング
主な目的色・デザインを変える塗装を傷から守るつや出し・撥水・汚れ防止
素材塩化ビニル(PVC)のフィルムポリウレタン(TPU)のフィルムガラス系・ポリマー系などの被膜
厚み薄め厚め(約150〜200μm)ごく薄い膜
塗装を守る力低い(見た目を変えるのが目的)高い(飛び石・擦り傷から守る)汚れ・紫外線から守る程度
見た目の変化大きく変えられる(色・マット・カーボン調など)基本は透明。マット・カラーのPPFもあるつやが増す
自己修復なしあり(小さな擦り傷は熱で目立たなくなる)なし
耐久性の目安約2〜5年約3〜5年(貼り替え目安5年とするお店が多い)種類による(保証5年の商品もある)
費用の相場全面 40万〜80万円(普通車)フロント 20万〜45万円
全面 50万〜110万円
約5万円〜(普通車で約8万〜14万円)
元に戻せるか剥がして元の塗装に戻せる剥がして元の塗装に戻せる剥がすものではない(時間とともに薄くなる)

※ ここに記載している費用はあくまで相場です。車の種類や施工の難易度によって費用は変わるため、正確な金額は施工店に見積もりを依頼して確認しましょう。耐久性は、駐車環境やお手入れによって変わります。

カーラッピングとは

車専用のフィルムを車体に貼り、色や質感を変える方法です。つやのある色、つや消しのマット、カーボン調など、塗装では難しい仕上がりも選べます。剥がせば元の塗装に戻せるので、リース車や、売却を考えている車でも選ばれています。

  • 向いている人:車の色やデザインを変えたい人、全塗装は避けたい人
  • 注意点:塗装を傷から守る力はほとんどありません。高圧洗浄機やブラシ式の洗車機は、フィルムの端が剥がれる原因になります。

詳しくはカーラッピングのメリット・デメリットで解説しています。

PPF(プロテクションフィルム)とは

PPF(ペイントプロテクションフィルム)は、厚みのある透明なフィルムで塗装を覆い、飛び石や擦り傷から守るものです。小さな擦り傷なら、日光などの熱で目立たなくなる「自己修復」の機能を持つフィルムが多くあります。最近は、つやを消すマットPPFや、色の付いたカラーPPFもあり、見た目を変えながら塗装を守ることもできます。

  • 向いている人:新車の塗装をきれいなまま保ちたい人、高速道路をよく走る人、高級車・輸入車のオーナー
  • よくある施工範囲:飛び石を受けやすい「フロント(バンパー・ボンネット・フェンダーなど)」だけを貼る方が多いです。
  • 注意点:フィルムが高価なため、カーラッピングより費用は高めです。

カーコーティングとは

ガラス系などの被膜を塗装の表面に作り、つやを出したり、水をはじいて汚れを付きにくくしたりするものです。フィルムを貼るわけではないので、見た目は「今の色のまま、つやが増す」変化になります。

  • 向いている人:今の色が気に入っていて、きれいな状態を楽に保ちたい人
  • 注意点:飛び石などの傷を防ぐ力はありません。コーティング済みの車にフィルムを貼るときは、先にコーティングを落とす必要がある場合があります。

目的別の選び方

迷ったときは、カーラッピングとPPFの両方を扱うお店に相談すると、目的に合った方法を提案してもらえます。大阪府では、当サイトに掲載している21店のうち12店がPPFにも対応しています。

よくある質問

Q. カーラッピングで飛び石や傷は防げますか?+
カーラッピングのフィルムは色や見た目を変えるためのもので、塗装を守るほどの厚みはありません。飛び石や擦り傷から守りたい場合は、厚みがあり自己修復機能を持つPPFが向いています。
Q. 車をマットにしたい場合は、どちらがいいですか?+
色も変えたいならカーラッピング、今の色のままつやだけを消して塗装も守りたいならマットPPFが向いています。マットPPFは塗装を守れる分、費用は高めです。
Q. コーティングしている車にもフィルムを貼れますか?+
コーティングがあるとフィルムが密着しにくく、剥がれの原因になることがあるため、施工前にコーティングを落とす必要がある場合があります。施工店に事前に相談してください。
Q. カーラッピングとPPFの両方を頼めるお店はありますか?+
あります。大阪府では、当サイトに掲載している21店のうち12店がPPFにも対応しています。大阪の施工店一覧の「PPF対応」ボタンで絞り込めます。

※ 比較表の数値は、フィルムメーカーや施工店が公開している情報(2026年9月時点)をもとにした目安です。