Film & Color

カーラッピングのフィルムの
種類と人気カラー

カーラッピングは、フィルムの「色」だけでなく「質感」でも仕上がりが大きく変わります。フィルムの種類、代表的なメーカー、よく選ばれているカラーと人気の理由をまとめました。

更新日 2026年9月26日

フィルムの仕上がり(質感)の種類

同じ色でも、質感が違うと印象はまったく変わります。まずは質感を決めてから、色を選ぶと決めやすくなります。

グロス(つやあり)
塗装のような光沢Gloss
マット(つや消し)
光を反射しない落ち着いた質感Matte
サテン(半つや)
マットとグロスの中間Satin
メタリック
細かいラメで角度により輝くMetallic
カーボン調
カーボン素材の織り目の柄Carbon
クローム(鏡面)
鏡のような強い反射Chrome

※ 色見本はイメージです。実際の色・質感は、お店でフィルムのサンプルを見て確認してください。

代表的なフィルムメーカー

カーラッピングには、車専用に作られたフィルムが使われます。看板用のシートと違い、きれいに剥がせるように作られているのが特徴です。国内では、次のメーカーのフィルムがよく使われています。

メーカー国代表的なシリーズ特徴
3M(スリーエム)アメリカラップフィルム シリーズ2080・1080圧力をかけた部分だけが貼りつく糊で、貼り直しがしやすく糊が残りにくい。国内で扱うお店が多い
Avery Dennison(エイブリィ・デニソン)アメリカSupreme Wrapping Film(SW900)やわらかく伸びがよいので、曲面にも貼りやすい。色・質感の種類が豊富
ORAFOL(オラフォル)ドイツORACAL 970やや厚めで、グロスの光沢が美しいと評価されている
HEXIS(ヘキシス)フランスSKINTAC HX20000・HX30000色数が多く、選べるカラーの幅が広い

※ 色数は各社とも100色前後かそれ以上で、時期によって変わります。耐候年数(屋外でどれくらい持つか)はメーカーや色によって違い、ボンネットや屋根など日光が当たりやすい横の面は、縦の面より短くなります。

当サイトに掲載している大阪の施工店でも、EISUI WRAP(3M・Avery Dennisonなど)、カーメイクアートプロ(3M 1080)、BGr(3M)、Leaps(3M・HEXIS・ARLON・AVERY)など、お店ごとに扱うメーカーが違います。使いたいメーカーがある場合は、見積もりのときに確認しましょう。

なお、塗装を守るPPF(プロテクションフィルム)では、XPEL、3M スコッチガード、STEKなど、ラッピングとは別のメーカー・製品が使われます。違いはカーラッピング・PPF・コーティングの違いで解説しています。

マットブラック

マットブラックにラッピングした車のイメージ
イメージ画像

つやを抑えた黒は、カーラッピングの定番カラーです。光を反射しない落ち着いた質感で、高級感とスポーティーさを両立できるため、スポーツカーや高級車を中心によく選ばれています。塗装では手間のかかるつや消しの仕上がりを、比較的手軽に実現できるのもラッピングならではです。

  • 人気の理由:高級感がある/車の形がくっきり見える/細かい傷が目立ちにくい
  • 気をつけたいこと:指紋や油汚れ、水あとが目立ちやすい。一般的なワックスはムラの原因になるので、マット用のケア用品を使う

サテンブラック

サテンブラックにラッピングした車のイメージ
イメージ画像

マットとグロスの中間にあたる、しっとりとした半つやの黒です。マットほど主張が強くなく、上品な印象に仕上がるため、マットブラックと比べて選ばれることも多いカラーです。

グロスブラック

グロスブラックにラッピングした車のイメージ
イメージ画像

塗装のような深みのある光沢の黒です。元の色がシルバーや白の車でも、ラッピングで重厚感のある黒に変えられます。マットに比べると、汚れが目立ちにくいのも利点です。

マットグレー

マットグレーにラッピングした車のイメージ
イメージ画像

つや消しのグレーは、都会的で洗練された印象になります。黒ほど重くならず、車のボディラインが柔らかく見えるのが特徴です。

レッド・ブルーなどの鮮やかな色

黒やグレーの落ち着いた色だけでなく、赤や青などの鮮やかな色で個性を出す人もいます。同じ色でも、つやのあるグロスは華やかでスポーティーに、つやを消したマットは落ち着いた大人っぽい印象に仕上がります。元の塗装では選べない色にできるのも、カーラッピングならではの楽しみ方です。

グロスレッドにラッピングした車のイメージ
グロスレッド(イメージ)
マットブルーにラッピングした車のイメージ
マットブルー(イメージ)

カーボン調

カーボン素材の織り目の柄を再現したフィルムです。車全体よりも、ボンネットやルーフ、ミラーなどの部分に使うと、スポーティーなアクセントになります。

マット・カラーのPPF

最近は、つやを消す「マットPPF」や、色の付いた「カラーPPF」も選ばれています。見た目を変えながら、飛び石や擦り傷から塗装も守れるのが人気の理由です。テスラなどの新しい車で、マットPPFの施工事例を公開しているお店もあります。

部分ラッピングで人気の施工

  • ルーフブラックアウト:屋根だけを黒くして、ツートンの引き締まった印象にする施工。範囲が狭いので、費用を抑えて雰囲気を変えられます。
  • メッキモールのブラックアウト:窓まわりなどのメッキ部分を黒くして、全体を引き締める施工です。
  • ボンネット・ミラー:カーボン調や黒で、アクセントを付ける施工です。

色選びで失敗しないポイント

  • 実物のサンプルを見る:画面で見る色と実物は印象が違います。ショールームなどでサンプルを見せてくれるお店もあります。
  • 屋外の光でも確認する:マットやメタリックは、光の当たり方で見え方が大きく変わります。
  • お手入れのしやすさも考える:マットは汚れが目立ちやすく、専用のケアが必要です。手入れの手間をかけたくない場合は、グロスやサテンも検討しましょう。
  • いつ元に戻すかも考えておく:売却やリース返却の予定があるなら、剥がす時期も含めてお店に相談しておくと安心です。

好みの色・質感を相談できる施工店を探す

よくある質問

Q. マットブラックのラッピングはお手入れが大変ですか?+
つやがない分、指紋や油汚れ、水あとが目立ちやすいので、こまめな手洗い洗車がおすすめです。一般的なワックスはムラの原因になるため使わず、マット用のケア用品を使いましょう。
Q. フィルムのメーカーは自分で選べますか?+
お店によって取り扱っているメーカーが違います。使いたいメーカーや色がある場合は、見積もりのときに取り扱いがあるか確認しましょう。
Q. 色はどうやって決めればいいですか?+
画面で見る色と実物は印象が違うことがあるため、お店でフィルムのサンプルを見せてもらい、できれば屋外の光でも確認するのがおすすめです。

※ メーカーの特徴は、各社の製品情報や施工店が公開している情報(2026年9月時点)をもとにしています。取り扱いの色や仕様は変わる場合があります。